刈谷日劇の方法。亀谷宏司さん/堀部俊仁さんインタビュー
「街から映画の灯を消してはならない」
他のインタビューで堀部社長によって語られたことば。
今回われわれが行ったのは、そのことばの焼き直しであった、といっても過言ではない。
刈谷という「街」とは?
刈谷日劇にとっての「映画」とは?
そして、半世紀以上にわたって刈谷日劇が守り続けた「灯」とは?
まずは当劇場が開館した1954年、旧ユーゴスラビアに生を受けた
ひとりの男のことばから始めよう。
この物語は終わらない。(エミール・クストリッツァ『アンダーグラウンド』)
それは終わり、ではなく始まりのことばであったはずだ。