芥川賞
place
池袋駅
日本 • 東京都 • 豊島区
東京都豊島区にある三大副都心、池袋にあるターミナル駅。JR、東武、西武、地下鉄の計8路線が乗り入れ、1日の利用者は、JR線は新宿に次ぐ2位、各線は1位となっている。駅周辺には繁華街、歓楽街が広く形成されている。1903年開業。

Introduction

整えようとするとはみ出してしまうもの、

不確かさの中でこそ鮮やかに立ち上がる音や風景や手応え、

書き手の言葉を辿る時、しばしば呼び起こされるのは、そうしたものの感触だ。

『寝相』、『愛と人生』、『死んでいない者』の作者、滝口悠生。

そして、この度はもう一人、小説家の横に座っている人物が。

「俺の余暇のために書いてくれていると思っていた」と呟くのは

ミュージシャンでカレー愛好家の、幸せ一郎。

十代で滝口悠生と出会い、デビュー以前から滝口作品を読み続けてきた。

にぎわう週末の居酒屋で、たゆたう二つの声は小説家の過去と現在を巡る。

place
安佐動物園
日本 • 広島県 • 広島市
小山田浩子さんご家族もよく訪れる動物園。さまざまな動物の散らばる園内にはピクニックにうってつけの広大な芝生広場もある。

Introduction

日々を生きていく中で、自分自身と世間とのあいだにズレを感じたことはないだろうか?
ズレから生じる違和感を起点にして、見慣れたはずの日常を変質させ、異界へと導いてゆく、
そんな類まれなる観察眼とユーモアを備えた小説家がいる。
小山田浩子だ。
今回は遂に文庫化した芥川賞受賞作『穴』を中心に、
作品世界の魅力や裏側、書くこと・読むことへのこだわりを
人生のパートナーであり、一番間近でその才能を感じている、旦那さんを交えてお話を伺った。